2017-01-01から1年間の記事一覧

思考

どうも頭の中が古い綿くずのようなものでいっぱいになっていて、考えがうまくまとまらない。 まとまらないなら、まとまらないでいいから構わずその考えを書いてみようと思う。 人には唯物的な思考と観念的・情緒的な思考とがあるような気がする。 観念的な思…

我等

我が民族はいつだって外国文化に頭が上がらない。 明治文明開化から約150年、いまだに外国が一番エライと思っている。 政治と経済はアメリカの言うまま子分のように従っているし、庶民の、下々の文化だって外国をひたすら奉って倦むことがない。 曰く、リゾ…

夜半寝覚

宮崎駿と養老孟子の対談本を読んだ。大分古い本。 あの頃でも、宮崎駿がどれほど現在の世の中に失望していたかが分った。 それと併せて、先日若い人たち(高・大女子)が、SNSや恋愛関係でどれほど悩んでいるかという講演会を聞いた。 それらに触発されて…

駄句

・秋立ちて伊根の浦々夢遠く ・虐殺をつたなき絵に見る震災忌 ・花咲いて葛の進軍止まりけり ・出雲路へ独り気どるか秋遍路 ・侘びしいと鈴虫なくや薄ら闇 ・歯の笑顔日焼けの少女登校す ・秋海棠我は季節をこれで知る ・銀木犀どこだどこだと里の道 ・月煌…

沈香!?

沈香もたかず屁もひらず。・・・という人がいたので言った。 「沈香はともかく、屁ぐらい思い切りひったらどうでしょう」 「うんにゃ、屁などという下品なものはひってはいかん。あの音の下品さを思うと汗が出る」 「”ぶっ”てなのはいっそ豪快ではないですか…

駄句

・青空を白雲の行く彼岸かな ・庭園の彼岸の水や澄み流る ・老いの宵もうそろそろの彼岸かな ・雁風呂や浜に残りし枝もあり ・背を丸め畑打つ影の母に似て ・利休忌のオリオン滲み明日は雨 ・さがみ野の広野の藪に初音かな ・寂しさについ寄り添うて花筏 ・…

彼岸

・庭園の彼岸の水や澄み流る ・雁風呂や浜に残りし枝もあり ・背を丸め畑打つ影の母に似て ・利休忌のオリオン滲み明日は雨

駄句

・ 富士道や背中に溜(た)まる春の温(ぬく) ・ 雪富士を光背にして浅間社 ・ 寒中や吉田うどんのあたたかみ ・ 名瀑のしぶきを染めて春夕陽

独酌

孫娘。2歳になった。 急激に大人びてき、赤ちゃんは卒業なのだろうか。 自己主張が激しく、大きくなるにつれ期待が持てる。 健やかに育ってほしい。 せめて10歳になるまで生きていたい。