駄句

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・青空を白雲の行く彼岸かな

・庭園の彼岸の水や澄み流る

・老いの宵もうそろそろの彼岸かな

・雁風呂や浜に残りし枝もあり

・背を丸め畑打つ影の母に似て

・利休忌のオリオン滲み明日は雨

さがみ野の広野の藪に初音かな

・寂しさについ寄り添うて花筏

・午後眠し藪の陰にて木瓜の花

奥多摩のわさび田青し雲白し

・春の宵ふと風止まり時止まる