2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

駄句

(余寒) ・燗酒を独り汲む夜の余寒かな ・侘しさや余寒の夜に犬の声 ・余寒まだ酒を温める手も慣れて (下萌) ・下萌えや城下の屋根の幽かなる ・下萌えにどかりと座せば富士は何処

異常

朝の暖かい雨が止んだと思ったら、いきなり夏の陽気になった。 まだ寒のうちだと思うけれど、一気に夏になられては、気持ちも体も戸惑うばかりで大いに困る。こんなことがあっていい筈はない、と思うが現実にあったのだから文句の持って行場がない。昔はこん…

駄句

(野焼く) ・野焼きみる若草の丘俤にして ・この冬も無事越えてきた野焼き観る ・野を焼くや阿蘇の全天焦がしつ (水菜) ・目に染みる鍋の水菜や妻はなく ・葉先まで蒼き水満つ水菜かな ・これがいい鍋は豆腐と水菜だけ