2015-01-01から1年間の記事一覧

駄句

俳句練習帳 (年賀) ・孫からの年賀を飾る額の中 ・今年より年賀を止めし虚ろかな (凍る) ・投げ入れしバケツの菊花凍りけり ・幾たびの手間をふくみし凍豆腐 ・蒼穹の彼方に凍る天の川

神社

神社がいったい何のためにあるのか、いくら考えても分からない。 今頃こんなことを言うのはナンだと思うけれど、分からないから仕方がない。 例えば、お寺は亡くなった人の葬送と先祖崇拝のために存在する、というらしいことはうすうす分かる気がする。 しか…

★句作

柄にもなく、俳句を勉強することとなってしまった。 俳句に興味はあったけれど、自分にできるとはよもや思ってみなかった。 ブログでたまにコメントを交換している人から勧められ、そのような按配になった。 今までのように、ちゃらんぽらんに俳句をいじりま…

備忘

ある本から転載。 「一九世紀から二〇世紀の開幕時に漱石はロンドンにいたのである。 …『日本人はややもすれば英国々々という。英国の人間は生まれから高尚の様に思う。あに計らんや彼らは愚物と奸物と俗物の大部分よりなる国民なる事を。その俗と奸と偶を学…

秋冷

今年の秋は早い。 9月に入るか入らないかのうちに、秋雨前線が現れた。 例年、この前線は9月半ばを過ぎておもむろに立ち現われるのだが、今年はどういうわけか夏が終わったのかどうかという時期に、ぬっくと姿を見せた。 だから秋は早いに違いない。早かろ…

蚊遣

お盆を過ぎて鬼の如き酷暑は薄らいだ。 しかしながら、敷地が狭い家はすぐそばに植え込みやら雑草やらが生えていて、あの気色の悪い蚊が我が物顔に跋扈している。 最近の蚊はたちが悪く、陽炎のように音もなく人の傍にまとわりついてきて、当人に断りもなく…

夏至

ウェブ・メールと言うのは、あんまりよくない通信手段だと思う。 ひとたびメールを発信すれば、直ちに相手に着信しているからすぐさま返事が欲しくなる。何もそうあわてて返事が必要なわけじゃないけれど、相手に着信している以上は、直ちに返事をしてしかる…

惜春

春が来て、過ぎてみれば往くのも早い。 夏や秋や、まして冬は往き過ぎるのが遅いのじゃないかとと感じる。 だから春は気持ちが慌ただしい。ひとえに、春は花が次々に咲き、次々に散るからなのだろう。こんな光景をもしも見なかったら、春の景色は長閑けから…

春風

「春風に先を急ぎて死に急ぎ」 春の風が吹いて、こころがふわふわしている。 何だか知らないが、やたら先を急いでいる。急がねば、花が散る。急がねば、春が終わる。 そんなに急いでも、のんびりとして急がなくても、この先は見えている。 たかだかあそこま…

花園

「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」 処々方々で桜が満開。浮かれ出して、毎年まいねん同じような花を見に行く。 変わり映えもしない花を、何度見ても詮方なかろうに! それとも何か? 今年こそ最後の花に、とでもお思いか? ただこころが浮かれる故に…

気付

養老大先生の本を読んでいてふと気付いた。 先生が口を酸っぱくして、あれだけの著作で言いたかった根本は何だろうと。 もしかして、それは「自分の頭で考えろ」と言うことに尽きるのではないだろうか。 世の中のことや、ものの見方や、ものの考え方について…