2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

駄句

六月十八日・句会 河鹿鳴く夕べの里や一人旅 桑の実をつい取って喰い笑われる 万緑が雨に溶けだす露天風呂 短夜を惜しみつつ読む百鬼園 密やかな人声気になる五月闇 黴活きよ味噌納豆に酒の味 みみずさえ何やら意志のありそうな 雨あやめ色の深さをじっと見…

突き破れ!

毎日まいにち、しとしとどんよりが続く。 気分が内側に籠って発散しない。でイライラする。 何かをうち破りたい!・・・で、なにを? なんだろう? 押さえつけているもの、籠っているもの。 そんなもの、無いはずだがなあ! したいことがあるなら、後先考え…

駄句

四月一六日・句会 彼岸とや雪が都心に積もるほど 蛙聞くふる里今は如何にある 花よ散れ散ればこころは安からむ ぶかぶかの園服に散る桜かな 森閑か若葉が香る中に入る あれよ花一時に咲き散り去り逝きぬ 永き日や下だけ暮れて時の鐘 こころ虚し花散り芽吹き…