2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

惜春

春は菜の花、桃の花、ついでにタンポポ、野辺の花。 へたな写真は、小さく小さく。ならば未熟が目立たない。 春は一体何だろう。単なる季節の一つかな。いやいやどうも、それとばかりは言えないような。 春には何かがあるらしい。人の心を揺り動かすような、…

寂獏

春の盛りに 春に盛りは、却って寂しいものかもしれない。 その寂しさが身に沁みるようになったら、そろそろ終わりが近いと思った方がいい、などという出まかせが却って身にしみる。人はいつでもさみしいに違いない。そのさみしさに耐えられず、遠くへうっち…

畢竟

つまるところは どうせ最後は虚しくなるんだから、なにをしてもいいと思う。 自分の思いのおもむくままに、やりたいことをやればいい。あれをしてはダメ、これはしちゃあイカン、などと考える必要は全くない。それがたとえ、世間から非難されるようなことで…

余寒

3月並みの気温。 晩年と言うものは、誰にとっても寒いものなのかもしれない。 そんな寒さが、ここへきてやってこようとは夢に思わなかった。迂闊と言えば迂闊、歳をとれば当然のことながら孤独に陥る。この世に一人ある、という感が深まるのはことの必然なの…