立腹

 

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なにを見ても腹がたつ。

以前はこんなことがなかったから、明らかに歳のせいなのだろう。

しかし、歳のせいとはこれっぽっちも自覚していない。で、始末に困る。

 

一番腹立たしいのは、何でもかでも英語であることだ。

街の中の看板や宣伝の印刷物は、ここがどこの国かというほど英語のカタカナ文字が溢れかえっている。ちなみに、電車のつり広告をぐるりと見渡してみれば歴然とする。英語のカタカナ表記を使ってない広告は全く皆無だ。

それらのカタカナ表記は、すべて英語であって、フランス語やドイツ語やマダガスカル語はおそらく無い。その英語はおそらくアメリカ英語なのだろう。

この状況を見ると、日本はまるでアメリカの属国のごたぁある。たしかに属国なのだろう。アメリカで行われたものは、何十年後かに必ず日本でも行われる。禁煙、デブ規制に始まって、何でもかんでも、アメリカがくしゃみすれば日本は寝込まざるを得なくなっている。

自分が英語を全く知らないから、これはやっかみかもしれない。中学生の時から英語は憎い。

しかし、英語をきちんと勉強して、外国人と対等に話し合える必要性は痛いほどよく分かる。(つもりでもある。)

英語ができないから、そのことは痛切に感じる。

だが、しかーし。そのことと、日本のことを何でもかでも英語で表現する、と言うのとはまた違うのではないかと思う。日本語で十分なところをわざわざ英語表現にする、看板、宣伝文。

 

主婦の層にも、やたらに英語表現を有難がる風があるように思う。それが高じて、普段口にする料理なども、全てカタカナ表現となっている。日本料理は世界に冠たるおいしさなのになあ!

 

日本人の、日本人のための、日本語をもう少し大切にしてもいいんじゃないだろうか。