2015-04-02 春風 「春風に先を急ぎて死に急ぎ」 春の風が吹いて、こころがふわふわしている。 何だか知らないが、やたら先を急いでいる。急がねば、花が散る。急がねば、春が終わる。 そんなに急いでも、のんびりとして急がなくても、この先は見えている。 たかだかあそこまでだ! なにも急ぐことはない。 この一瞬に、少し腰を落ち着けて、留まってみたらどうだ。 もしかすると、見えなかったものが見えるかもしれない。