翼賛
安倍首相がやろうとしているのは、つまるところ小泉さんの2番煎じなのだろうと思う。
2番煎じに加えて、隙あらば憲法改正なのだろう。
結局また、強いものはますます強く、弱いものは果てしなく弱く、という将来の社会が透けて見えるような気がする。つまるところは、アメリカ型の競争社会、自己責任の社会を目指して必死で駆け出し始めた、と言ってよいのだろうと思う。
そこには、弱者に対する思いやりさえ失われた、日本人の伝統的な平等観念から遠く離れた、荒々しい社会が待っているのだと思う。
それでいいのだろうか!?。
あれほど格差だの、貧困だのと騒いだのは一体何のためだったのだろう?。
喉元も過ぎないうちに、われわれはころっとひっくり返ってしまった。
しかし、そのような選択をしたのは、誰あろうわれわれであり、その責めもまた誰でもない我々が負わなければならない。
10年後に、格差の厳しさ、貧困の広がりにはっと気づいてもすでに遅い。
そのときは、粛然としてその責めに従う以外にないだろう。