残余
ネットのブログなど見ていると、投稿している人のタイプは概ね3種類かと思われる。
①頭に去来したことをともかくも書いて置く。
②書いて人目を引き地域活性化などに役立てたい。
③ともかくブログで有名になってもっともっと儲けたい。
この中で、①と②は読むものにとって、ほのぼのとしていて面白い。
問題は、③のタイプ。
若い人でこれからの人が、カネ儲けをしたいと言うなら、これも全く分からないでもない。
しかし、ひとまず定年に達しようとする人が、このタイプなのはどうしたことだろう?。
「人生はは2度生きられる」などと銘打って、本なども出版し儲けたいと躍起なようだ。
なにゆえあって、この煩わしい人生を2度も生きねばならぬのか!?。
人生は一度で、必要にして十分ではないのか!?。
どんなに頑張っても、全く違う人物に生まれ変わって全く新しい人生を生き直すなんてことはできるわけがない。
「2度生きる」なぞ、今の人生の繰り返し程度でしかあるまい。
ブログであれ、現実世界であれ、有名になれば得るものもあるだろうが、失うものもまた大きいと思われる。
人生残り少なくなってから、得るものと失うものを冷静に量りにかければ、有名になってカネを得ると言うことがそれほど重要だとは思えない。
それよりも、世の中の切った張ったから1歩遠ざかり、残された時間をできるだけ自分のものにして過ごし、残り少ない生活を平穏に静かに送る、と言う方が有意義だと思える。
どんなに有名になってカネを儲けようが、間もなくみんな墓場に入るのは確実なのだから。