建前

橋本市長の従軍慰安婦発言をちらりと聞いた。

正直言ってそれほど非難さるべき発言だとは思われない。と言うのは、おそらく橋本氏は自分が思うところの本音をはっきりと述べたのだろうと思うからだ。

氏の考え方そのものに全面的に賛成するものではないが、本音で語ると言うことに一種爽快な感じを覚える。なぜならば、今までの政治家で本音を語る人は恐らく皆無だったと思われるからだ。政治家は適当に建前を国民に語って誤魔化す、ということをイヤと言うほど見せられてきたと感じている。タカだろうとハトだろうと、本音の議論は国民にとって必要だと思われる。

この橋本氏の発言に対して、某自民党議員は「この時期に、思っていてもするべき発言ではない」と言うようなことをコメントしていたが、これこそ国民を手玉にとって騙まくらかしそうとしている輩ではないか。こういう連中にはもう我々はうんざりしている。

タカだろうとハトだろうと、お互いに掛け値なしの本音を語るべきだ。それを聞いて判断するのは我々庶民なのだから、判断権はこちら側にある。それをいやしくも、庶民は正しい判断ができないだろうからと、建前だけ述べる政治家はもう要らない。