沈香!?

沈香もたかず屁もひらず。・・・という人がいたので言った。 「沈香はともかく、屁ぐらい思い切りひったらどうでしょう」 「うんにゃ、屁などという下品なものはひってはいかん。あの音の下品さを思うと汗が出る」 「”ぶっ”てなのはいっそ豪快ではないですか…

駄句

・青空を白雲の行く彼岸かな ・庭園の彼岸の水や澄み流る ・老いの宵もうそろそろの彼岸かな ・雁風呂や浜に残りし枝もあり ・背を丸め畑打つ影の母に似て ・利休忌のオリオン滲み明日は雨 ・さがみ野の広野の藪に初音かな ・寂しさについ寄り添うて花筏 ・…

彼岸

・庭園の彼岸の水や澄み流る ・雁風呂や浜に残りし枝もあり ・背を丸め畑打つ影の母に似て ・利休忌のオリオン滲み明日は雨

駄句

・ 富士道や背中に溜(た)まる春の温(ぬく) ・ 雪富士を光背にして浅間社 ・ 寒中や吉田うどんのあたたかみ ・ 名瀑のしぶきを染めて春夕陽

独酌

孫娘。2歳になった。 急激に大人びてき、赤ちゃんは卒業なのだろうか。 自己主張が激しく、大きくなるにつれ期待が持てる。 健やかに育ってほしい。 せめて10歳になるまで生きていたい。

駄句

12月18日 3人で小仏道を歩きて。 ・ 冬の日にカラス天狗やいざ飛ばん ・ 高尾峰ランする道の枯葉かな ・ 登りきて茶屋の木枯らしなめこ汁 ・ 短日や小仏道の果てる谷 ・ 本陣のガイドの媼かえり花

駄句

九月六日 (夜長) ・今宵また『坂の上の雲』夜長かな ・長き夜をもう一軒とはしご酒 ・明けやらぬ旅の宿りの夜長かな ・長き夜やキー打つ音の響くのみ 長き夜を漁火消えず波の間に (花野) ・ただ独り歩く花野の暮れてゆき ・一面の花野風吹く古戦場 ・黙…

駄句

八月二日 (秋めく) 秋めけり遥か南に高き雲 子も孫も皆帰る朝秋めきて ふと仰ぐ秋めく空に薄い雲 (小豆) ・小豆煮る囲炉裏静かにつき高く 八月三〇日 (星月夜) ・星月夜宇宙の深きしじまかな (蜩) ・蜩のなく山里に宿りせむ ・寂々と蜩のなく夕べか…

駄句

七月五日 (夏の夜) ・夏の夜のしらじら明けて尾瀬の原 ・夏の宵酒と野菜は瀬戸の川 ・夏の夜や闇を抜け来る風一つ (鹿の子) ・飛び跳ねる鹿の子まだらは陽のにほい ・じゃれ過ぎて母に疎まる鹿の子かな ・鹿の子の瞳に魅入られ胸迫る

駄句

六月七日 (柿の花) ・散りてなお甘き実残す柿の花 ・照り映える葉陰にここぞ柿の花 ・晴れ晴れとふるさとの野の柿落花 (黴) ・厭われしもうま酒醸せ黴の花 ・築五〇木陰に沈む黴の宿 ・味噌醤油黴のちからの香りかな ・古き塔黴の湿りも神寂びて 六月二…

備忘

【養老孟氏の本を読んで】① ・こころ・・・脳の機能(はたらき)の一部。意識と同意。。「同じ」という癖があ り、ここから「自分には変わらない個性がある」と勘違いする。なお、感情は脳の辺縁系の働きから生じる。 ・個人・・・西洋一神教の「霊魂不滅」…

駄句

吟行(称名寺・横浜 金沢八景) ・迎梅雨佳景寂寞称名寺 ・青葉陰仁王が睨む我が懶惰 ・紫陽花の花も涙か阿字が池 ・偲ばるる梅雨の釈迦堂武士の時 ・反り橋も往時茫々走り梅雨

駄句

(風炉) ★風炉据えて窓辺に雨を聞く日かな ★風炉於いて竹林抜けし風通る ★風炉手前湯の沸く音と葉擦れ聞く (茄子植う) ★茄子植うる人に里道聞く日和 ★一面のキャベツの隅に茄子植えよ ★茄子植うる奥山淋し老夫婦

本音②

九州のテレビ映像を見るたびに、大変な惨状だと思う。 どうしてあんな風な地震が続いたのか、どう考えても分からない。 と同時に、被災された方々の今後の安全を思う。 で、安全を思う、というところで行止まりになっていて、その先はない。 webで見かけ…

駄句

(山吹) ・山吹や阿蘇埋つくすほどに咲け ・山路越え山吹あかるき里に出し ・山吹の一枝かざさん御堂仏 ・山吹の陰に臥せたし草枕 ・山吹や風なき夕べにほろと散る (汐まねき) ・ちび共が挑む姿や汐まねき ・青空をその手でまねけ汐まねき ・振り立ててた…

本音①

残された時間が少ないので、本音を言いたいと思う。 そんなの誰も聞きたかぁねえよ! かもしれないけれど、聞かないでもらって結構。 1はじめに天皇制の疑問。 これに賛成、反対の以前の、分からんことをいくつか。勿論、「現人神」などは、そんなのいる筈…

駄句

四月五日 (柳) ・名にし負う芦野の水田まだ柳 ・雀の子ここで遊べと柳かな ・ゆうらりと嵐かわすや糸柳 ・くたびれて柳にほっと花どころ ・華美に倦みほっと息つく柳陰 ・卒然の風に雨呼ぶ柳かな (春光) ・春の日やかえってこころ落ち着かず ・春の日や…

駄句

(鳥帰る) ・哀しみを残したままで鳥帰る ・シベリアの無辺を目指せ鳥帰る ・鳥帰る峰の遥かはタイガなる ・鳥帰る浜の小枝を形見とし (蒲公英) ・タンポポをほこうえいとはこれいかに ・タンポポの咲き乱れし野孫が跳ぶ ・タンポポの如く育てよ餅祝い ・…

駄句

(春の水) ・奥山の岩になめらか春の水 ・目に痛くきらめいて行く春の水 ・湧水のクレソン沈め春の水 ・春水や土橋の下のうす明かり ・里人の笑顔集まる春の水 (如月) ・如月に白き峰みて旅立ちぬ ・如月や雨に冷たしビルの谷 ・如月の空に抱きし志(ここ…

感謝

孫のマーちゃんへ ともかく元気で成長しているかい。 天衣無縫のまま育っているかい。 ずっと天真爛漫なまま大人になってもいいんだよ。 爺ちゃんはマーちゃんに感謝している。 君の、生きようとする直向さを見た。 時にはがむしゃらに、時には何がなんでも…

駄句

(芹) ・芹の香やふるさと遠き野の小川 ・衰えし歯にもしゃっきり芹を噛む ・土の香を閉じ込めんとし芹をとじ (霞) ・アルプスへ里から霞昇るらし ・ゆらゆらと霞に溶ける野良の人 ・山降りて里は夕映え霞おり

駄句

(余寒) ・燗酒を独り汲む夜の余寒かな ・侘しさや余寒の夜に犬の声 ・余寒まだ酒を温める手も慣れて (下萌) ・下萌えや城下の屋根の幽かなる ・下萌えにどかりと座せば富士は何処

異常

朝の暖かい雨が止んだと思ったら、いきなり夏の陽気になった。 まだ寒のうちだと思うけれど、一気に夏になられては、気持ちも体も戸惑うばかりで大いに困る。こんなことがあっていい筈はない、と思うが現実にあったのだから文句の持って行場がない。昔はこん…

駄句

(野焼く) ・野焼きみる若草の丘俤にして ・この冬も無事越えてきた野焼き観る ・野を焼くや阿蘇の全天焦がしつ (水菜) ・目に染みる鍋の水菜や妻はなく ・葉先まで蒼き水満つ水菜かな ・これがいい鍋は豆腐と水菜だけ

駄句

俳句練習帳 (スケート) ・スケートに興じる子らの息熱し ・スケートのきらり煌めき真央がとぶ (日脚伸ぶ) ・日脚伸ぶ茜の西を追いかけて ・日脚伸ぶさあ歩きたいあの道を ・よくもまあ連れ添い来り日脚伸ぶ

駄句

俳句練習帳 (年賀) ・孫からの年賀を飾る額の中 ・今年より年賀を止めし虚ろかな (凍る) ・投げ入れしバケツの菊花凍りけり ・幾たびの手間をふくみし凍豆腐 ・蒼穹の彼方に凍る天の川

神社

神社がいったい何のためにあるのか、いくら考えても分からない。 今頃こんなことを言うのはナンだと思うけれど、分からないから仕方がない。 例えば、お寺は亡くなった人の葬送と先祖崇拝のために存在する、というらしいことはうすうす分かる気がする。 しか…

★句作

柄にもなく、俳句を勉強することとなってしまった。 俳句に興味はあったけれど、自分にできるとはよもや思ってみなかった。 ブログでたまにコメントを交換している人から勧められ、そのような按配になった。 今までのように、ちゃらんぽらんに俳句をいじりま…

備忘

ある本から転載。 「一九世紀から二〇世紀の開幕時に漱石はロンドンにいたのである。 …『日本人はややもすれば英国々々という。英国の人間は生まれから高尚の様に思う。あに計らんや彼らは愚物と奸物と俗物の大部分よりなる国民なる事を。その俗と奸と偶を学…

秋冷

今年の秋は早い。 9月に入るか入らないかのうちに、秋雨前線が現れた。 例年、この前線は9月半ばを過ぎておもむろに立ち現われるのだが、今年はどういうわけか夏が終わったのかどうかという時期に、ぬっくと姿を見せた。 だから秋は早いに違いない。早かろ…

蚊遣

お盆を過ぎて鬼の如き酷暑は薄らいだ。 しかしながら、敷地が狭い家はすぐそばに植え込みやら雑草やらが生えていて、あの気色の悪い蚊が我が物顔に跋扈している。 最近の蚊はたちが悪く、陽炎のように音もなく人の傍にまとわりついてきて、当人に断りもなく…

夏至

ウェブ・メールと言うのは、あんまりよくない通信手段だと思う。 ひとたびメールを発信すれば、直ちに相手に着信しているからすぐさま返事が欲しくなる。何もそうあわてて返事が必要なわけじゃないけれど、相手に着信している以上は、直ちに返事をしてしかる…

惜春

春が来て、過ぎてみれば往くのも早い。 夏や秋や、まして冬は往き過ぎるのが遅いのじゃないかとと感じる。 だから春は気持ちが慌ただしい。ひとえに、春は花が次々に咲き、次々に散るからなのだろう。こんな光景をもしも見なかったら、春の景色は長閑けから…

春風

「春風に先を急ぎて死に急ぎ」 春の風が吹いて、こころがふわふわしている。 何だか知らないが、やたら先を急いでいる。急がねば、花が散る。急がねば、春が終わる。 そんなに急いでも、のんびりとして急がなくても、この先は見えている。 たかだかあそこま…

花園

「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」 処々方々で桜が満開。浮かれ出して、毎年まいねん同じような花を見に行く。 変わり映えもしない花を、何度見ても詮方なかろうに! それとも何か? 今年こそ最後の花に、とでもお思いか? ただこころが浮かれる故に…

気付

養老大先生の本を読んでいてふと気付いた。 先生が口を酸っぱくして、あれだけの著作で言いたかった根本は何だろうと。 もしかして、それは「自分の頭で考えろ」と言うことに尽きるのではないだろうか。 世の中のことや、ものの見方や、ものの考え方について…

老害

国益を損なったあの老人 日本と中国はここにきて、何とか尖閣問題を乗り越えようとしていいる。 長い道のりだったような気がする。この間両国にとってお互いに国益を損じたと思う。 この問題のそもそもの発端は当時の都知事が”尖閣を都有地にする”と息まいた…

老人

「多摩のよこやま(多摩丘陵のこと)」を歩いてきた。 老若男女、ではなく老々男女ではあるが、参加者は誰も若い人のように脂っぽいところが抜けてしまっているので、淡々としてわけ合いあいと言う感じだ。道々、だれとでも気軽に話せるし、かと言って話した…

惰眠

8月1か月を何もしないで過ごしてしまった。 どうにも怠け癖が抜けなくなって困った状態。歳もいよいよ大台に近づきつつあり、このままどんよりした日常生活に入ってしまうのではないかと危惧される。 毎日何か張りを持たねばダメだと思うのだけれど、どう…

安堵

鬱陶しき試験終了せり。 いかに簡単なる試験とは言えど、試験と名のつくものは全く鬱陶しきものなり。それが終了せし故、安堵したり。これにより当面の間、何もすべきことあらざりけり。心置きなく遊び呆けるに如かずや。 時あたかも夏の過ぎんとするところ…

虚構

宗教、哲学、思想は脳みその産物なり 遠き時代のどこかの誰かが、ひたすら脳みその中で考えしものが、宗教であり哲学であり、また思想というもにやあらん。脳みその中で考えたるものにつき、そのものには実態なく、実在するものにあらず。言わば、誰かが考え…

化天

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惜春

春は菜の花、桃の花、ついでにタンポポ、野辺の花。 へたな写真は、小さく小さく。ならば未熟が目立たない。 春は一体何だろう。単なる季節の一つかな。いやいやどうも、それとばかりは言えないような。 春には何かがあるらしい。人の心を揺り動かすような、…

寂獏

春の盛りに 春に盛りは、却って寂しいものかもしれない。 その寂しさが身に沁みるようになったら、そろそろ終わりが近いと思った方がいい、などという出まかせが却って身にしみる。人はいつでもさみしいに違いない。そのさみしさに耐えられず、遠くへうっち…

畢竟

つまるところは どうせ最後は虚しくなるんだから、なにをしてもいいと思う。 自分の思いのおもむくままに、やりたいことをやればいい。あれをしてはダメ、これはしちゃあイカン、などと考える必要は全くない。それがたとえ、世間から非難されるようなことで…

余寒

3月並みの気温。 晩年と言うものは、誰にとっても寒いものなのかもしれない。 そんな寒さが、ここへきてやってこようとは夢に思わなかった。迂闊と言えば迂闊、歳をとれば当然のことながら孤独に陥る。この世に一人ある、という感が深まるのはことの必然なの…

演歌

黄昏の1杯 昨日から、「美空ひばり」などの演歌に聞き入っている。 最も感情に沁み入る唄は、ひばりが歌う、「津軽のふるさと」と言うものだが、どうしてこの唄がこんなにまでも自己の感情を揺さぶるにだろう。 そこが分からないので、他の人の歌うのを聞い…

脱却

いつまでも思い悩むな 自分の行きたい道に戻りたいと思う。 いつまでも思い悩んでいても仕方がない。過去は、仕方がないけど、忘れる。 未来へ! と言ってもそんなにあるわけではない。ないからこそ、未来の方角に歩きたい。 やりたいこと、考えたいこと、こ…

茫然

手に着かない このところ、なにも手に着かない状況が続いている。 ぶら多摩クラブの岩崎氏から、もはや全く用なしですよ、と言われたことがショックだった。 もう用は無い、と直接言われたわけではないが、彼のいうことを頭で考えればそうなる。 だったら何…

哀悼

せめて桜を 夕刻の成城駅前を何度もうろうろと探し歩く。 高級住宅街の駅前には、縄のれんの1軒だにもない。 しかしどこかで一杯やらなければ、どうにも心が落ち着かない気がする。 残された奥さんが思ったよりも明るい顔を見せてくれたことが、せめても救…