我等

我が民族はいつだって外国文化に頭が上がらない。 明治文明開化から約150年、いまだに外国が一番エライと思っている。 政治と経済はアメリカの言うまま子分のように従っているし、庶民の、下々の文化だって外国をひたすら奉って倦むことがない。 曰く、リゾ…

夜半寝覚

宮崎駿と養老孟子の対談本を読んだ。大分古い本。 あの頃でも、宮崎駿がどれほど現在の世の中に失望していたかが分った。 それと併せて、先日若い人たち(高・大女子)が、SNSや恋愛関係でどれほど悩んでいるかという講演会を聞いた。 それらに触発されて…

駄句

・秋立ちて伊根の浦々夢遠く ・虐殺をつたなき絵に見る震災忌 ・花咲いて葛の進軍止まりけり ・出雲路へ独り気どるか秋遍路 ・侘びしいと鈴虫なくや薄ら闇 ・歯の笑顔日焼けの少女登校す ・秋海棠我は季節をこれで知る ・銀木犀どこだどこだと里の道 ・月煌…

沈香!?

沈香もたかず屁もひらず。・・・という人がいたので言った。 「沈香はともかく、屁ぐらい思い切りひったらどうでしょう」 「うんにゃ、屁などという下品なものはひってはいかん。あの音の下品さを思うと汗が出る」 「”ぶっ”てなのはいっそ豪快ではないですか…

駄句

・青空を白雲の行く彼岸かな ・庭園の彼岸の水や澄み流る ・老いの宵もうそろそろの彼岸かな ・雁風呂や浜に残りし枝もあり ・背を丸め畑打つ影の母に似て ・利休忌のオリオン滲み明日は雨 ・さがみ野の広野の藪に初音かな ・寂しさについ寄り添うて花筏 ・…

彼岸

・庭園の彼岸の水や澄み流る ・雁風呂や浜に残りし枝もあり ・背を丸め畑打つ影の母に似て ・利休忌のオリオン滲み明日は雨

駄句

・ 富士道や背中に溜(た)まる春の温(ぬく) ・ 雪富士を光背にして浅間社 ・ 寒中や吉田うどんのあたたかみ ・ 名瀑のしぶきを染めて春夕陽

独酌

孫娘。2歳になった。 急激に大人びてき、赤ちゃんは卒業なのだろうか。 自己主張が激しく、大きくなるにつれ期待が持てる。 健やかに育ってほしい。 せめて10歳になるまで生きていたい。

駄句

12月18日 3人で小仏道を歩きて。 ・ 冬の日にカラス天狗やいざ飛ばん ・ 高尾峰ランする道の枯葉かな ・ 登りきて茶屋の木枯らしなめこ汁 ・ 短日や小仏道の果てる谷 ・ 本陣のガイドの媼かえり花

駄句

九月六日 (夜長) ・今宵また『坂の上の雲』夜長かな ・長き夜をもう一軒とはしご酒 ・明けやらぬ旅の宿りの夜長かな ・長き夜やキー打つ音の響くのみ 長き夜を漁火消えず波の間に (花野) ・ただ独り歩く花野の暮れてゆき ・一面の花野風吹く古戦場 ・黙…

駄句

八月二日 (秋めく) 秋めけり遥か南に高き雲 子も孫も皆帰る朝秋めきて ふと仰ぐ秋めく空に薄い雲 (小豆) ・小豆煮る囲炉裏静かにつき高く 八月三〇日 (星月夜) ・星月夜宇宙の深きしじまかな (蜩) ・蜩のなく山里に宿りせむ ・寂々と蜩のなく夕べか…

駄句

七月五日 (夏の夜) ・夏の夜のしらじら明けて尾瀬の原 ・夏の宵酒と野菜は瀬戸の川 ・夏の夜や闇を抜け来る風一つ (鹿の子) ・飛び跳ねる鹿の子まだらは陽のにほい ・じゃれ過ぎて母に疎まる鹿の子かな ・鹿の子の瞳に魅入られ胸迫る

駄句

六月七日 (柿の花) ・散りてなお甘き実残す柿の花 ・照り映える葉陰にここぞ柿の花 ・晴れ晴れとふるさとの野の柿落花 (黴) ・厭われしもうま酒醸せ黴の花 ・築五〇木陰に沈む黴の宿 ・味噌醤油黴のちからの香りかな ・古き塔黴の湿りも神寂びて 六月二…

備忘

【養老孟氏の本を読んで】① ・こころ・・・脳の機能(はたらき)の一部。意識と同意。。「同じ」という癖があ り、ここから「自分には変わらない個性がある」と勘違いする。なお、感情は脳の辺縁系の働きから生じる。 ・個人・・・西洋一神教の「霊魂不滅」…

駄句

吟行(称名寺・横浜 金沢八景) ・迎梅雨佳景寂寞称名寺 ・青葉陰仁王が睨む我が懶惰 ・紫陽花の花も涙か阿字が池 ・偲ばるる梅雨の釈迦堂武士の時 ・反り橋も往時茫々走り梅雨

駄句

(風炉) ★風炉据えて窓辺に雨を聞く日かな ★風炉於いて竹林抜けし風通る ★風炉手前湯の沸く音と葉擦れ聞く (茄子植う) ★茄子植うる人に里道聞く日和 ★一面のキャベツの隅に茄子植えよ ★茄子植うる奥山淋し老夫婦

本音②

九州のテレビ映像を見るたびに、大変な惨状だと思う。 どうしてあんな風な地震が続いたのか、どう考えても分からない。 と同時に、被災された方々の今後の安全を思う。 で、安全を思う、というところで行止まりになっていて、その先はない。 webで見かけ…

駄句

(山吹) ・山吹や阿蘇埋つくすほどに咲け ・山路越え山吹あかるき里に出し ・山吹の一枝かざさん御堂仏 ・山吹の陰に臥せたし草枕 ・山吹や風なき夕べにほろと散る (汐まねき) ・ちび共が挑む姿や汐まねき ・青空をその手でまねけ汐まねき ・振り立ててた…

本音①

残された時間が少ないので、本音を言いたいと思う。 そんなの誰も聞きたかぁねえよ! かもしれないけれど、聞かないでもらって結構。 1はじめに天皇制の疑問。 これに賛成、反対の以前の、分からんことをいくつか。勿論、「現人神」などは、そんなのいる筈…

駄句

四月五日 (柳) ・名にし負う芦野の水田まだ柳 ・雀の子ここで遊べと柳かな ・ゆうらりと嵐かわすや糸柳 ・くたびれて柳にほっと花どころ ・華美に倦みほっと息つく柳陰 ・卒然の風に雨呼ぶ柳かな (春光) ・春の日やかえってこころ落ち着かず ・春の日や…

駄句

(鳥帰る) ・哀しみを残したままで鳥帰る ・シベリアの無辺を目指せ鳥帰る ・鳥帰る峰の遥かはタイガなる ・鳥帰る浜の小枝を形見とし (蒲公英) ・タンポポをほこうえいとはこれいかに ・タンポポの咲き乱れし野孫が跳ぶ ・タンポポの如く育てよ餅祝い ・…

駄句

(春の水) ・奥山の岩になめらか春の水 ・目に痛くきらめいて行く春の水 ・湧水のクレソン沈め春の水 ・春水や土橋の下のうす明かり ・里人の笑顔集まる春の水 (如月) ・如月に白き峰みて旅立ちぬ ・如月や雨に冷たしビルの谷 ・如月の空に抱きし志(ここ…

感謝

孫のマーちゃんへ ともかく元気で成長しているかい。 天衣無縫のまま育っているかい。 ずっと天真爛漫なまま大人になってもいいんだよ。 爺ちゃんはマーちゃんに感謝している。 君の、生きようとする直向さを見た。 時にはがむしゃらに、時には何がなんでも…

駄句

(芹) ・芹の香やふるさと遠き野の小川 ・衰えし歯にもしゃっきり芹を噛む ・土の香を閉じ込めんとし芹をとじ (霞) ・アルプスへ里から霞昇るらし ・ゆらゆらと霞に溶ける野良の人 ・山降りて里は夕映え霞おり

駄句

(余寒) ・燗酒を独り汲む夜の余寒かな ・侘しさや余寒の夜に犬の声 ・余寒まだ酒を温める手も慣れて (下萌) ・下萌えや城下の屋根の幽かなる ・下萌えにどかりと座せば富士は何処

異常

朝の暖かい雨が止んだと思ったら、いきなり夏の陽気になった。 まだ寒のうちだと思うけれど、一気に夏になられては、気持ちも体も戸惑うばかりで大いに困る。こんなことがあっていい筈はない、と思うが現実にあったのだから文句の持って行場がない。昔はこん…

駄句

(野焼く) ・野焼きみる若草の丘俤にして ・この冬も無事越えてきた野焼き観る ・野を焼くや阿蘇の全天焦がしつ (水菜) ・目に染みる鍋の水菜や妻はなく ・葉先まで蒼き水満つ水菜かな ・これがいい鍋は豆腐と水菜だけ

駄句

俳句練習帳 (スケート) ・スケートに興じる子らの息熱し ・スケートのきらり煌めき真央がとぶ (日脚伸ぶ) ・日脚伸ぶ茜の西を追いかけて ・日脚伸ぶさあ歩きたいあの道を ・よくもまあ連れ添い来り日脚伸ぶ

駄句

俳句練習帳 (年賀) ・孫からの年賀を飾る額の中 ・今年より年賀を止めし虚ろかな (凍る) ・投げ入れしバケツの菊花凍りけり ・幾たびの手間をふくみし凍豆腐 ・蒼穹の彼方に凍る天の川

神社

神社がいったい何のためにあるのか、いくら考えても分からない。 今頃こんなことを言うのはナンだと思うけれど、分からないから仕方がない。 例えば、お寺は亡くなった人の葬送と先祖崇拝のために存在する、というらしいことはうすうす分かる気がする。 しか…